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特集 整形外科
慢性関節リウマチの手術療法とリハビリテーション
Orthopaedics: Surgery and Rehabilitation in Rheumatoid Arthritis
勝部 定信
1
,
境田 博之
2
,
杉山 勝
1
Sadanobu KATSUBE
1
,
Hiroyuki SAKAIDA
2
,
Masaru SUGIYAMA
1
1中伊豆温泉病院整形外科
2中伊豆温泉病院内科
1Department of Orthopaedics Medicine, Nakaizu Onsen Hospital.
2Department of Internal Medicine, Nakaizu Onsen Hospital.
pp.360-366
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103523
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Ⅰ.初めに
原因療法のない慢性関節リウマチにおける手術療法の立場は過去も現在も変わらない.しかし,人工関節手術や麻酔管理の進歩,内科管理の向上によって,この10年の間に大きく様変わりをした.また,疾患を取り巻く医学環境の改善によって,整形外科医・内科医の連携が行なえるようになった.機能再建手術は十分な管理の下に安定した成績であり,患者の受容も良い.そして,手術前後におけるリハビリテーション・スタッフの機能回復への関与によって,計画的・組織的に治療が行なえるようになったことなどである.
本稿では疾患の理解を深めるために,まず,今日的なリウマチの原因・薬物治療の考えかたについて要約し,関節破壊過程についてふれ,信頼がおけると考えられる手術法と手術前後のリハビリテーションの問題について述べたい.
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