今月の主題 臨床医のための免疫学
免疫疾患の治療
γ-グロブリンの使用方法
柳 忠道
1
1長崎大学医学部・小児科
pp.494-496
発行日 1990年3月10日
Published Date 1990/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900127
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ヒト免疫グロブリンいわゆるγグロブリンはアメリカ局方でimmune serum globulin(ISG)と称され,製剤には95%のIgGと少量のIgA,IgMおよびその他の血清蛋白を含む.薬剤としては1950年先天性無γグロブリン血症に使用されたのが初めてで,以後40年を経過しようとする現在,初期の頃の筋注用だけでなく製法を異にする多くの静注用,およびいく種類かの特異的γグロブリン製剤が使用されるようになった.
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