特集 消化器症候への実践的アプローチ
口腔および上部消化管
嚥下時痛—詳細な問診が疾患アプローチへの第一歩
舩坂 好平
1
,
廣岡 芳樹
1
1藤田医科大学医学部消化器内科学
キーワード:
嚥下時痛
,
ダビガトラン起因性食道炎
,
ウイルス性食道炎
,
異物誤嚥
Keyword:
嚥下時痛
,
ダビガトラン起因性食道炎
,
ウイルス性食道炎
,
異物誤嚥
pp.2087-2091
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229862
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Point
◎基礎疾患および内服薬を正確に把握し,嚥下時痛の原因を考える.
◎症状が突然出現した場合は異物誤飲や熱傷などの外因性を考え,徐々に始まった場合は食道炎(逆流性,薬剤性,感染性など)や食道癌を念頭に鑑別を絞っていく.
◎原因検索として上部消化管内視鏡検査は有用であるが,症状が強い場合は穿孔,縦隔炎も考え,事前にCTで確認しておく.
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