特集 日常臨床で必ず出会うリウマチ膠原病疾患―自信がもてる実践ガイド
総論 症候からのアプローチと考えかた
関節痛のアプローチ
黒田 奈歩
1
,
德永 健一郎
1
1熊本赤十字病院リウマチ・膠原病内科
キーワード:
関節炎
,
関節リウマチ
,
脊椎関節炎
,
CPP沈着症
,
痛因
Keyword:
関節炎
,
関節リウマチ
,
脊椎関節炎
,
CPP沈着症
,
痛因
pp.1244-1251
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001557
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Headline
・関節痛の診療では,症状や診察所見からその原因のおおよそが推察されるが,そのために必要な着眼点を押さえておく必要がある.
・まず関節痛をみたときは疼痛部位を明確にし,関節内あるいは関節外由来のいずれの疼痛であるかを区別する.
・関節痛=関節炎ではなく,関節炎を疑う “朝のこわばり” や関節の炎症所見として腫脹や熱感,発熱や倦怠感などの全身症状を伴うかがポイントである.
・関節炎の原因の鑑別にはその経過(急性・慢性)と関節の分布(単・多/対称性/下肢優位など),随伴症状などが有用である.

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