特集 その知見は臨床を変える?—エキスパートが解説! 内科における最新論文
腎臓
心疾患リスクとしての痛風をどのように治療すべきか
秋山 由里
1
,
菅野 直希
1
1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
高尿酸血症
,
痛風
,
NLRP3インフラマソーム
,
コルヒチン
Keyword:
高尿酸血症
,
痛風
,
NLRP3インフラマソーム
,
コルヒチン
pp.103-106
発行日 2024年1月10日
Published Date 2024/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229376
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎痛風を合併しない高尿酸血症と痛風を合併する高尿酸血症では,後者のほうが心血管疾患の発症リスクが高い.
◎痛風の発症機序としてはNLRP3インフラマソームと呼ばれる自然免疫機構が重要な働きをしている.
◎心血管疾患発症予防としてコルヒチンが注目を集めているが,治療に結び付けるには今後さらなる研究が望ましい.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.