特集 臨床医からみたPOCT
日常診療とPOCT
〈実践〉
心不全既往のある患者—超音波による体液量推定と診断・治療への応用
西村 涼
1
,
野口 善令
1
1藤田医科大学岡崎医療センター総合診療科
キーワード:
下大静脈径
,
内頸静脈圧
,
体液量
,
心不全
,
輸液
,
POCUS
Keyword:
下大静脈径
,
内頸静脈圧
,
体液量
,
心不全
,
輸液
,
POCUS
pp.742-746
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228924
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Point
◎エコーによる体液量の推定方法には下大静脈(IVC)径測定,内頸静脈圧(uJVP)推定があり,どちらもベッドサイドで即座に評価できる.
◎IVC径,uJVPはともに測定条件により容易に変動しうるため,体液量の推定には必ず病歴や身体所見など他の情報を組み合わせる.
◎体液量異常があると判断した場合も即治療ではなく,患者背景などから治療の有益性・危険性を判断することを忘れない.
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