特集 令和の脳卒中ディベート10番勝負—脳卒中治療ガイドライン2021とその先を識る
ディベート・セクション 10番勝負
脳卒中の急性期リハビリテーション
Con 脳卒中の病態が安定した後にリハビリテーションを開始する
補永 薫
1
,
藤原 俊之
1
1順天堂大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学
キーワード:
脳卒中
,
超急性期リハビリテーション
,
AVERT study
,
安静臥床
Keyword:
脳卒中
,
超急性期リハビリテーション
,
AVERT study
,
安静臥床
pp.506-508
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228795
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
急性期の脳卒中診療において,早期からの積極的なリハビリテーション治療が効果的であるという報告は多いが,その具体的な開始時期に関しての統一的な見解はいまだに得られていない.急性期では脳卒中の重症度や併存疾患の悪化などにより呼吸・循環動態が不安定である場合や,脳卒中自体の病態が進行性である場合では強い体動や離床により全身状態の悪化をきたすリスクもある.そのため,リハビリテーション計画の策定に当たっては,脳卒中の病態を考慮したうえで安全性の高い計画を立てていくことが必要である.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.