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特集 集中治療室から開始する急性期リハビリテーション
1 安静臥床が及ぼす全身への影響と離床や運動負荷の効果について
The Negative Effect of Bed Rest and Immobility, the Positive Effect of Anti-gravity Posture and Exercise for Human Health
佐藤 知香
1
,
梅本 安則
2
,
田島 文博
2
Chika Sato
1
,
Yasunori Umemoto
2
,
Fumihiro Tajima
2
1女川町地域医療センター診療部
2和歌山県立医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
安静臥床
,
起立性低血圧
,
循環血液量減少
,
運動療法
,
急性期リハビリテーション治療
Keyword:
安静臥床
,
起立性低血圧
,
循環血液量減少
,
運動療法
,
急性期リハビリテーション治療
pp.842-847
発行日 2019年11月18日
Published Date 2019/11/18
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- 参考文献 Reference
要旨 安静臥床の弊害は70年以上前から認識されており,その影響は筋骨格系,循環器系,呼吸器系など全身に及ぶことがわかっている.また,超急性期治療領域においてもその弊害が注目されている.本稿では安静臥床の弊害について,筋量や筋力低下,関節拘縮,循環血液量減少や心機能低下による起立性低血圧,最大酸素摂取量の低下,肺活量低下などをそれぞれの報告を挙げ説明する.後半は,離床や運動負荷による治療効果を紹介する.なぜリハビリテーション治療を提供すべきなのか,考える一助となれば幸いである.
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