特集 慢性疾患診療のお悩みポイントまとめました—高血圧からヘルスメンテナンスまで
骨粗鬆症
ビスホスホネート製剤は5年以上続けるべきですか?
佐藤 直行
1
1ハートライフ病院総合内科
キーワード:
骨粗鬆症
,
ビスホスホネート製剤
,
goal-directed treatment
,
非定型大腿骨骨折
,
drug holiday
Keyword:
骨粗鬆症
,
ビスホスホネート製剤
,
goal-directed treatment
,
非定型大腿骨骨折
,
drug holiday
pp.386-390
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228762
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Point
◎閉経後骨粗鬆症において,骨密度を主体としたgoal-directed treatmentが提唱されており,治療薬選択の一助となる.
◎ビスホスホネート製剤は使用後5年以内であれば,非定型大腿骨骨折リスクよりも脆弱性骨折リスク低減効果のほうが明らかに有益である.
◎ビスホスホネート製剤を5年以上使用することもできるが,継続するかdrug holidayを設けるかどうかは患者ごとのリスクに応じて検討する.
◎drug holidayの期間はビスホスホネート製剤の各薬剤で異なるが,休薬中も評価は繰り返す必要がある.
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