特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか?
専門医の診断・治療後に一般内科医,プライマリ・ケア医との連携を行う場合
血液疾患におけるオンコロジーエマージェンシーへの対応
西森 久和
1
1岡山大学病院血液・腫瘍内科
キーワード:
オンコロジーエマージェンシー
,
oncology emergency
,
脊髄圧迫
,
電解質異常
,
緊急化学療法
,
放射線照射
Keyword:
オンコロジーエマージェンシー
,
oncology emergency
,
脊髄圧迫
,
電解質異常
,
緊急化学療法
,
放射線照射
pp.2210-2213
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227962
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Point
◎血液疾患のオンコロジーエマージェンシーは,原疾患の治療が最優先される状況が多いため,診断確定を含めた迅速な対応が必要である.
◎悪性リンパ腫によるオンコロジーエマージェンシーでは,ステロイドの先行投与を検討する.
◎成人T細胞性白血病/リンパ腫では高カルシウム血症を高頻度で合併する.
◎脊髄圧迫症候群では,非可逆的障害となる前に,化学療法,除圧術,放射線治療などを選択する.
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