特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか?
診断・治療方針決定のために専門医へ速やかに紹介することが望ましい場合
血小板減少症
柏木 浩和
1,2
1大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学
2大阪大学医学部附属病院輸血部
キーワード:
特発性血小板減少性紫斑病
,
ITP
,
偽性血小板減少
,
トロンボポエチン受容体作動薬
,
リツキシマブ
,
脾臓摘出術
Keyword:
特発性血小板減少性紫斑病
,
ITP
,
偽性血小板減少
,
トロンボポエチン受容体作動薬
,
リツキシマブ
,
脾臓摘出術
pp.2158-2162
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227948
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Point
◎出血症状を認めない場合は,偽性血小板減少を最初に除外する.
◎特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の診断は除外診断が中心である.
◎ITPにおける重篤な出血は血小板数1万/μL以下および高齢者に多い.
◎副腎皮質ステロイド不応/不耐ITP症例では,トロンボポエチン受容体作動薬,リツキシマブあるいは脾臓摘出術から,個々の患者の状況・状態により選択する.
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