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今月の特集1 血栓止血領域における抗体医薬
特発性血小板減少性紫斑病(一次性免疫性血小板減少症)
Idiopathic thrombocytopenic purpura(primary immune thrombocytopenia)
柏木 浩和
1
1大阪大学医学部附属病院輸血部
キーワード:
ロミプロスチム
,
エルトロンボパグ
,
リツキシマブ
,
ホスタマチニブ
Keyword:
ロミプロスチム
,
エルトロンボパグ
,
リツキシマブ
,
ホスタマチニブ
pp.126-132
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203515
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Point
●副腎皮質ステロイド不応性あるいは依存性特発性血小板減少性紫斑病(ITP)のセカンドライン治療として,ロミプロスチムおよびリツキシマブは,エルトロンボパグおよび脾臓摘出術とともに推奨されている.
●トロンボポエチン受容体作動薬であるロミプロスチムは高い有効率を示すが,毎週の受診が必要な皮下注製剤である.
●リツキシマブは短期間で治療を終了させられる点が長所であるが,長期的な有効率が低い.
●セカンドラインとして新たな治療薬が使用可能となってきており,どのように治療薬を選択するかが今後の課題である.
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