連載 主治医の介入でこれだけ変わる! 内科疾患のリハビリテーション・1【新連載】
リハビリ・運動療法の必要性と基本知識
内科疾患でリハビリ・運動療法が必要なわけ
上月 正博
1,2
1東北大学病院 リハビリテーション部
2東北大学大学院医学系研究科 機能医科学講座 内部障害学分野
pp.1660-1664
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227826
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高齢化が進み,内科治療で何とか内臓機能を維持できても,足腰が弱って生活範囲が狭くなってくる患者.体力がどんどん低下する患者.家族の介護負担が増え,施設転院を余儀なくされる患者.このような患者が多くみられる時代になってきた.
リハビリテーション(以下,リハビリ)は,もはやリハビリ科医やリハビリ関連職種のみのものではない.内科医の日常診療にも最新のリハビリを取り込んでいく時代になった.本連載の内容を実践すれば,担当した患者の生活機能や運動機能を改善し,生命予後を延長することも可能になり,さらなる“名医”としての成功が約束されるだろう.ぜひ,最後までお付き合いいただきたい.
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