臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
XII.感染症
3.抗生物質の使いわけ
ペニシリン剤の使いわけ
松本 慶蔵
1
1長崎大熱研内科
pp.2336-2338
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208356
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
ペニシリン剤は化学療法係数が著明に高く,かつ近年における進歩は,この系の抗生物質のみでも,今日の起炎菌を制圧し得るところまでに至っているが,現時点では,それらのすべてが広く臨床的に用い得るわけではなく,その意味ではなお,ある欠点を内蔵していると考えてさしつかえない.
ペニシリン剤のもつ全般的な欠点として,臨床上考慮しておくべき点は,次のごとくである.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.