特集 プライマリ・ケアにおける神経症候へのアプローチ
各論(症状編)
嚥下障害の診かた—脳血管障害などの緊急を要する嚥下障害,Parkinson病などの頻度の高い嚥下障害の鑑別ポイント
谷口 洋
1
,
宮川 晋治
1
,
向井 泰司
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院脳神経内科
キーワード:
嚥下障害
,
延髄外側梗塞
,
Parkinson病
,
重症筋無力症
,
筋萎縮性側索硬化症
Keyword:
嚥下障害
,
延髄外側梗塞
,
Parkinson病
,
重症筋無力症
,
筋萎縮性側索硬化症
pp.2300-2302
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227342
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Point
◎嚥下は先行期,口腔準備期,口腔期,咽頭期,食道期の5期モデルで考える.
◎延髄外側梗塞の嚥下障害は時に重篤化し,唾液も飲めなくなる.
◎Parkinson病の嚥下障害は運動症状に比べ,抗Parkinson病薬の効果が乏しい.
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