特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
不整脈
不整脈デバイス治療の明暗
谷本 耕司郎
1
1国立病院機構東京医療センター循環器内科
キーワード:
洞不全症候群
,
ペースメーカ
,
植込み型除細動器
,
ICD
,
一次予防
Keyword:
洞不全症候群
,
ペースメーカ
,
植込み型除細動器
,
ICD
,
一次予防
pp.1721-1724
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227183
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Point
◎洞不全症候群では心房ペーシングが重要であり,心室ペーシングを最小限とするペースメーカ植込み・モード設定を選択する.
◎低心機能心不全患者における植込み型除細動器(ICD)の突然死予防効果は虚血・非虚血を問わず確立している.
◎ICDのショック作動は患者のQOLのみならず,生命予後も悪化させるため,ショック作動を低減する設定が重要である.
◎欧米に比較し,日本では虚血性心筋症の予後が良いため,一次予防目的のICD植込み適応にはリスクを層別化し,判断する必要がある.
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