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今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈
遺伝性不整脈の治療—植込み型除細動器
Therapy of hereditary arrhythmia: implantable cardioverter-defibrillator
清水 昭彦
1
1医療法人社団宇部興産中央病院
キーワード:
植込み型除細動器
,
ICD
,
Brugada症候群
,
QT延長症候群
,
LQTS
,
QT短縮症候群
,
SQTS
,
カテコラミン誘発性多形性心室頻拍
,
CPVT
Keyword:
植込み型除細動器
,
ICD
,
Brugada症候群
,
QT延長症候群
,
LQTS
,
QT短縮症候群
,
SQTS
,
カテコラミン誘発性多形性心室頻拍
,
CPVT
pp.1080-1086
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201733
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Point
●植込み型除細動器(ICD)は心臓興奮を常に監視して,徐脈時はペースメーカーとして機能し,頻脈時には抗頻拍ペーシングあるいは電気ショック治療を行い洞調律に復帰させる.
●遺伝性不整脈における二次予防目的のICD植え込みは,基本的には絶対適応である.
●遺伝性不整脈における突然死の一次予防目的のICD植え込み適応は,現在でも大きな課題である.
●Brugada症候群のICD植え込み患者の予後は良好である.QT延長症候群(LQTS),カテコラミン誘発性多形性心室頻拍(CPVT)では,ICDの植え込み後も発作予防の薬物療法が必要な場合もある.
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