特集 令和時代の循環器薬の使い方—処方の意図と治療戦略
Ⅲ. 心不全・心筋症
急性心不全の入院中に導入すべき薬剤は何ですか? STRONG-HF試験の結果は,今後の心不全治療にどのような影響を与えますか?
松本 新吾
1
1東邦大学大森病院循環器内科
キーワード:
心不全
,
薬物治療
,
HFrEF
Keyword:
心不全
,
薬物治療
,
HFrEF
pp.389-393
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232840730030389
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POINT
●心不全の薬物治療はこの10年ほどでさらなる発展を遂げ,薬剤の選択肢が増えた.
●それらの薬剤をどのタイミングから,どのように導入するかは一つのトピックである.
●STRONG-HFの結果は「攻めた治療」の有効性を示唆するが,実臨床では慎重なモニタリングのうえで行う必要があり,個々の患者の状態に合わせた薬剤導入を心掛ける必要がある.

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