特集 患者満足度の高い便秘診療
さまざまなケースへの対応
Parkinson病における便秘
山城 一雄
1
,
服部 信孝
2
1順天堂大学医学部附属浦安病院脳神経内科
2順天堂大学医学部脳神経内科
キーワード:
Parkinson病
,
便秘
,
自律神経症状
,
非運動症状
Keyword:
Parkinson病
,
便秘
,
自律神経症状
,
非運動症状
pp.1557-1560
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227144
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Point
◎便秘はParkinson病(PD)において,最も頻度が高い自律神経症状の1つである.
◎PDでは,しばしば運動症状に先行して便秘がみられる.
◎PDの便秘では,直腸通過時間遅延と便排出障害を認める.
◎便秘は抗PD薬の吸収障害により薬効に影響を与えるだけでなく,PD患者のQOLを低下させ,消化管穿孔や巨大結腸など生命を脅かす病態を引き起こす可能性がある.
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