特集 真夏の診察室
夏の魔物—おいしい話には裏がある
蜂関連疾患
佐々木 隆徳
1,2
1みちのく総合診療医学センター
2坂総合病院救急科
キーワード:
蜂刺症
,
アナフィラキシー
,
エピペン®
Keyword:
蜂刺症
,
アナフィラキシー
,
エピペン®
pp.1327-1331
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227094
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Point
◎蜂刺症は4〜11月にみられ,特に蜂の個体数が増える7〜10月に多い.
◎蜂刺症で問題となるのは蜂毒に対するⅠ型アレルギー,特にアナフィラキシーである.
◎国内では毎年,蜂刺症によるアナフィラキシーで20名ほど死亡している.
◎アナフィラキシーの有無を早期に見極め,認めた場合には迅速にアドレナリン筋肉注射を行う.
◎今後も蜂刺症リスクがある場合はエピペン®を処方する.
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