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増刊号特集 最近のトピックス2014 Clinical Dermatology 2014
4.皮膚疾患治療のポイント
エピペン®の適用タイミング
Application of EpiPen autoinjector
千貫 祐子
1
,
森田 栄伸
1
Yuko CHINUKI
1
,
Eishin MORITA
1
1島根大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Shimane University Faculty of Medicine, Izumo, Japan
キーワード:
アナフィラキシー
,
アドレナリン
,
自己注射
,
エピペン®
Keyword:
アナフィラキシー
,
アドレナリン
,
自己注射
,
エピペン®
pp.89-93
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103977
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要約 2011年9月,ハチ毒,食物,薬物などに重篤なアナフィラキシー反応を起こした既往のある患者またはアナフィラキシーを発現する危険性の高い人に対して,アドレナリン自己注射器(エピペン®)が保険適用となった.アナフィラキシー発症時のエピペン®の投与は症状発現から早いほど有効であるが,医療関係者以外の人が使用することに躊躇する可能性は十分ある.このため,患者および関係者が医師の指導のもとで日頃からエピペン®の適用や使用方法を訓練しておく必要がある.筆者らは「全身に蕁麻疹や赤みが急速に拡大したとき,あるいは普段と比べてぐったりしたときにはエピペン®を使用する」ことを勧めている.
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