特集 運動・スポーツ×内科—内科医に求められるスポーツ医学とは
プライマリ・ケア医が知っておきたいスポーツ内科の知識
プライマリ・ケア医が知っておきたいアスリートのうつ病と運動療法
中島 和樹
1,2
,
山口 達也
2,3
,
三村 將
2
1つつじメンタルホスピタル
2慶應義塾大学医学部精神・神経科
3慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センター
キーワード:
うつ病
,
アスリート診療
,
運動療法
Keyword:
うつ病
,
アスリート診療
,
運動療法
pp.1152-1155
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227049
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Point
◎トップアスリートも一般の人々と同様にうつ病を発症するリスクがある.
◎診療場面ではアスリート特有のリスクファクターの有無を確認しながら診療する.
◎診断や治療方針の選択が難しい際は精神科へ依頼・相談するのが望ましい.
◎うつ病の軽症例における運動療法はガイドラインでも推奨されている.
◎認知症患者に対する運動療法では認知機能改善と脳実質の容積増加が認められる報告もある.
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