特集 教えて! 健診/検診“ホントのところ”—エビデンスを知り,何を伝えるか
健診でよく実施される項目
胸部X線検査
鵜木 友都
1
,
吉野 俊平
1
1飯塚病院総合診療科
キーワード:
肺癌
,
肺結核
,
有所見率
,
要精検率
,
労働安全衛生法
Keyword:
肺癌
,
肺結核
,
有所見率
,
要精検率
,
労働安全衛生法
pp.894-898
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226991
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Point
◎健康診断における胸部X線検査の目的は肺結核のスクリーニングであったが,肺癌の早期発見の重要性が増してきている.
◎労働安全衛生法は労働者の健康診断について定めており,胸部X線検査は長らく必須の検査として行われてきたが,2010年度から条件を満たせば省略することができるようになった.
◎肺癌や肺結核以外で,胸部X線検査によって見つかる異常所見については,経過観察可能なものが多い.
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