特集 デキル内科医のコンサルト—専門医が教える隠れたエッセンス
コンサルトを依頼する
結核を疑う場合
中島 啓
1
,
吉見 倫典
1
1亀田総合病院呼吸器内科
pp.635-637
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226927
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Point
◎呼吸器症状(咳嗽,胸痛,呼吸困難など)と全身症状(発熱,体重減少,寝汗など)に加え,結核のリスクファクターがあれば肺結核を疑う.
◎診断の基本は,抗酸菌染色(塗抹検査),核酸増幅検査(PCR法やLAMP法など),抗酸菌培養である.
◎喀痰の抗酸菌塗抹検査は3回まで繰り返す.痰が出ない場合には,高張食塩水(3%食塩水)の吸入で誘発喀痰を採取する.
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