特集 今の流れに乗り遅れない!—プライマリ・ケアでの呼吸器疾患の診かた・薬の使いかた
肺抗酸菌症診療—ここがポイント
肺非結核性抗酸菌症の治療
森本 耕三
1,2
1公益財団法人結核予防会複十字病院呼吸器センター
2公益財団法人結核予防会複十字病院臨床医学研究科
pp.84-87
発行日 2020年1月10日
Published Date 2020/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226670
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Point
◎標準3剤併用を継続することが重要である.治療内容,副作用など理解を深めるように説明を行う.
◎空洞の存在は難治化につながるため,空洞出現前に治療を開始することが望ましい.
◎菌陰性化(3回連続培養陰性)12カ月以上の治療を目標とする.
◎エタンブトールの副作用がピットフォールになっている.投与量に注意する.
◎難治例,クラリスロマイシン耐性例では専門施設への紹介が望ましい.
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