特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第II章 感染症診療各論
[4]呼吸器感染症
6 肺非結核性抗酸菌症
加治 正憲
1
,
南宮 湖
2
,
長谷川 直樹
2
1慶應義塾大学医学部呼吸器内科
2慶應義塾大学医学部感染症学教室
pp.121-125
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000139
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Summary
1.非結核性抗酸菌症の罹患率は,わが国では結核を超えており,今後ますます重要性を増すと考えられる.
2.近年,難治性の肺MAC症に対するアミカシンリポソーム吸入用懸濁液やM. abscessus症に対するクロファジミンなど,新規治療の承認がなされた.
3.非結核性抗酸菌症は時に確定診断が難しいこともあるが,疑わしい症例では繰り返し喀痰検査を行い,必要であれば気管支鏡検査も検討する.
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