特集 一歩踏み込んだ—内科エマージェンシーのトリセツ
スムーズな救急対応に必要な知識
診断に難渋する症例に出会った時に—ブレイクスルーのヒント
原田 和歌子
1,2
1広島県北西部地域医療連携センター
2広島市立安佐市民病院総合診療科
pp.1296-1298
発行日 2019年7月10日
Published Date 2019/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226412
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Point
◎診断に行き詰まったら,病歴を再度取り直すことに尽きる.
◎病態の進展速度を鑑みながら経過を診る(やっぱり,「後医は名医」).
◎常にその病因は一元的か,多元的かを意識する.
◎他診療科,他院との連携・紹介を行う.
◎鑑別診断を想起し,必要な検査を選定していくスキルを身につけるには,普段からの姿勢が大事である.
・高齢者から常に学べ.病気の宝庫であり教師である.治療できなかったとしても,次の診療につながる.
・非典型例を診断するためには,コモンな疾患をたくさん診よう.
・勉強会や学会,CPCに参加しよう.1つの症例の理解を深くする.
◎診断支援リソースを利用する.
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