特集 抗菌薬をアップデートせよ!—耐性菌に立ち向かう! 適正化の手法から新薬の使い分けまで
系統別アップデート② 臓器別感染症治療戦略をアップデートせよ!
胆道感染症をアップデートせよ
矢野 晴美
1
1国際医療福祉大学医学教育統括センター・感染症学
pp.1044-1047
発行日 2019年6月10日
Published Date 2019/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226345
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Point
◎腸内細菌を理解する.
◎施設の腸内グラム陰性桿菌の感受性パターン(アンチバイオグラム)を把握する.
◎腸内グラム陰性桿菌のアンチバイオグラムをもとに院内での第1選択薬を決めておく.
◎レンサ球菌および腸球菌などのグラム陽性球菌の血流感染を伴う胆道感染症の治療期間は最低2週間が安全である.
◎軽症および中等症(GradeⅠおよびⅡ)の急性胆囊炎では,術前および術中のみの抗菌薬投与が推奨される.
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