特集 抗菌薬をアップデートせよ!—耐性菌に立ち向かう! 適正化の手法から新薬の使い分けまで
系統別アップデート② 臓器別感染症治療戦略をアップデートせよ!
尿路感染症をアップデートせよ
笠原 敬
1
1奈良県立医科大学感染症センター
pp.1048-1050
発行日 2019年6月10日
Published Date 2019/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226346
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Point
◎単純性膀胱炎から分離される大腸菌のセファロスポリン系薬,キノロン系薬,ST合剤に対する耐性率はいずれも10〜15%前後である.
◎単純性膀胱炎に対する抗菌薬は日本のガイドラインではキノロン系薬やセファロスポリン系薬,米国のガイドラインではST合剤などが推奨されている.
◎日本でも単純性膀胱炎にはST合剤が有効であると考えられる.
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