今月の主題 抗生物質の使い方
内科的感染症と抗生物質投与法
胆道感染症
牧野 勲
1
1旭川医科大学・第2内科
pp.1184-1185
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900295
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胆道感染症の成立には非感染性のこともあるが,大部分は細菌感染が一次的役割を演じており,したがって治療には抗生物質の投与を行う.使用する薬剤の選択には,①起炎菌,②薬剤の病巣部への移行性,③薬剤耐性菌の存在,④副作用,を考慮するが,加えて,胆道感染の重症度,背後に存在する胆汁うっ滞を把握することが重要である.
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