特集 糖尿病診療の“Q”—現場の疑問に答えます
治療
【運動療法】
「運動する暇がない」と言う患者をどう指導しよう?
大杉 満
1
1国立国際医療研究センター病院糖尿病内分泌代謝科
pp.819-821
発行日 2019年5月10日
Published Date 2019/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226289
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Point
◎ガイドライン上の目標は「週3〜5回,強度が中等度の有酸素運動を20〜60分間行い,計150分以上運動すること」である.
◎身体活動量を活動量計などで把握するのが身体活動量を増やす第一歩である.
◎座ったり横になったりしている時間を減らす,あるいは分断するだけでも効果がある.
◎ガイドラインの推奨よりも低い強度の運動でも有効な可能性がある.
◎「運動をしない」「身体活動量を増やさない」ことに合理的な理由はない.
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