特集 抗血栓療法のジレンマ—予防すべきは血栓か,出血か?
対談
抗血栓療法の現場から—実臨床と病診連携のポイント
奥田 武志
1
,
上妻 謙
2
1奥田クリニック
2帝京大学医学部附属病院循環器内科
pp.200-205
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226025
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抗血栓療法の対象となるのは虚血性心疾患をはじめ末梢動脈疾患や脳血管疾患などがあり,患者さんの数は大変多いです.しかし,これらの患者さんの二次予防を大学病院や専門病院でずっとフォローしていくわけにはいきませんから,かかりつけの先生方に逆紹介する必要があります.ただ,その場合に大きなハードルとなっているのが,抗血栓療法のもつ血栓と出血のジレンマではないかと思うのです.そこで本日は地域の開業医として普段から病診連携にご協力いただいている奥田先生と,抗血栓療法の実臨床についてお話ししたいと思います.(上妻)
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