特集 どんとこい! 内科医が支える—エンド・オブ・ライフ
エンド・オブ・ライフを支える身体症状への対応
痛み
田上 恵太
1
1東北大学大学院医学系研究科緩和医療学分野
pp.1724-1731
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225835
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Point
◎がん患者に限らず,終末期を迎えた患者の痛みの有症率は高い.
◎終末期には病気による痛みのほかに,廃用症候群に関連するさまざまな痛みも生じる.
◎認知機能低下やせん妄がある場合,疼痛閾値が低下し苦痛が増大することや苦痛を適切に表現できないことがある.
◎終末期であっても痛みの原因と病態をアセスメントし,対処を多職種で検討することが重要である.
◎痛みの原因を共有したうえで,症状緩和の方法を協働して意思決定する.
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