インターホン
痛み
湯浅 ゆき子
1
1金沢大学病院産科病棟
pp.688
発行日 1978年10月25日
Published Date 1978/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205456
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先頃,歯の治療に通って思うところがあった。通院先はビルの9階の一室。小じんまりとしたところではあるが,メリットの多いところが気にいった。
まず受付嬢は歯科衛生士でプロである。アポイメントシステムをとっており不規則な勤務の私には最適である。歯科といえば,子供の泣声や待っている人でざわざわしているが,そこはとても静かだ。ピンク,イエロー,ブルーの治療台。壁には風景画が一面に飾られおり,衝立は和室用の障子。そして室内には静かに音楽が流れている。
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