最後までよい人生を支えるには 多死時代の終末期医療 症状緩和をして終末期を支えるには
痛み
余宮 きのみ
1
1埼玉県立がんセンター 緩和ケア科
キーワード:
非ステロイド系抗炎症剤
,
オピオイド系鎮痛剤
,
疼痛
,
不眠症
,
ターミナルケア
,
癌性疼痛
,
スピリチュアルペイン
Keyword:
Cancer Pain
,
Analgesics, Opioid
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Sleep Initiation and Maintenance Disorders
,
Pain
,
Terminal Care
pp.1184-1189
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056490
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がん疼痛と非がん疼痛では痛みの治療方針が異なる.痛みの評価を行い,原因を同定したうえで,治療方針を決める.がん疼痛治療では,WHO三段階除痛ラダー1)を基本とし,十分痛みが和らぎ眠気が許容できるところまでオピオイドを増量する.鎮痛薬を選択するときには,腎機能障害に留意する.非がん性慢性疼痛では,QOLの向上を目的とし,他の方法で鎮痛が得られない場合にオピオイドを使用する.またレスキュードーズは推奨されない点でがん疼痛と大きく異なる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013