特集 クリティカル・ケアを極める—一歩進んだ総合内科医を目指して
内科クリティカル・ケア 知っておくべき知識・技術をまとめる─重症にはこれを武器に立ち向かう
腎代替療法(RRT)の適切な導入と選択
稲熊 大城
1
1藤田保健衛生大学病院腎内科
pp.1648-1651
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225817
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Point
◎腎代替療法(RRT)の開始に当たっては目的を明確にする(①尿毒素除去,②電解質バランスの是正,③水バランスの是正,④酸塩基平衡の是正).
◎治療モード選択に関しては,①間欠的か持続的か,②血液透析(HD),血液濾過透析(HDF)あるいは血液濾過(HF)か,③血流や透析量をどうするか,④アクセスはどうするか,⑤膜素材をどうするか,⑥抗凝固薬をどうするかを患者の病態ごとに検討する.
◎重症患者へのRRTは,血圧低下,出血ならびに感染症などの合併症に留意する必要がある.
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