特集 クリティカル・ケアを極める—一歩進んだ総合内科医を目指して
内科クリティカル・ケア 知っておくべき知識・技術をまとめる─重症にはこれを武器に立ち向かう
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)における人工呼吸器管理で最低限求められること
岩永 航
1
,
則末 泰博
2
1奈良県総合医療センター集中治療部
2東京ベイ・浦安市川医療センター救急集中治療科
pp.1638-1642
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225815
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Point
◎急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の治療は,原疾患の治療と肺保護管理である.
◎肺傷害の原因は人工呼吸器関連肺傷害(VALI)や高濃度酸素,非同調などが挙げられる.
◎VALIを回避するために,至適PEEPやlow tidal ventilation管理を徹底する.
◎ARDSの人工呼吸器管理中の合併症を知っておく必要がある.
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