病院運営の合理化を求めて
人員配置は最低限に
安田 尚之
1
Naoyuki YASUDA
1
1順天堂浦安病院事務部
pp.174
発行日 1990年2月1日
Published Date 1990/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900581
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病院運営の合理化には,人員配置数を見直すことが重要である.医療費抑制策が年々強化されている今日においては,収入を多くし支出を少なくすること,すなわち「入るを図り,出るを制す」ことが,病院サバイバル時代を乗り越えるための経営管理の根幹を成すものといえよう.
病院の支出(経費)面で最大の割合を占めるのは人件費である.医療収入に対する人件費率は,その病院の経営母体,国公私立の別などによって多少異なるが,40〜50%となっているのが一般的であろう.したがって,病院経費のうち最も大きな比率を占める金食い虫(人員)を最低限に抑えることが,経営の効率化につながる近道ということになる.
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