特集 内科医のためのクリニカル・パール3
神経
脳卒中のクリニカル・パール
阿部 有起
1
,
西山 和利
1
1北里大学病院神経内科
pp.1641-1643
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225111
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何をもって脳卒中を疑うか,病院前でのスケールによる評価も有用である
脳卒中の病院前診断のツールとして,シンシナティ病院前脳卒中スケール(The Cincinnati Prehospital Stroke Scale:CPSS,表1),ロサンゼルス病院前脳卒中スクリーン(Los Angeles Prehospital Stroke Screen:LAPSS)などの評価法が確立している.
突然発症の片麻痺,下部顔面筋麻痺(鼻唇溝が浅くなる,口から物がこぼれるなど),構音障害では脳血管障害が疑われる.半側のしびれや感覚障害,失語,普段できる動作ができなくなるといった高次脳機能障害も脳血管障害が疑われる.
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