特集 内科医のためのクリニカル・パール3
消化器
肝胆膵疾患のクリニカル・パール—“AST値・ALT値正常だから大丈夫”は通用しない
海老沼 浩利
1
1国際医療福祉大学医学部消化器内科学・三田病院消化器センター
pp.1613-1615
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225103
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ここ数十年の肝炎ウイルスに対する薬物療法は格段に進歩し,B型肝炎ウイルス(HBV)に対しては,核酸アナログの継続投与の必要性はあるものの,HBVをコントロール可能に,C型肝炎ウイルス(HCV)に対しては,直接作用型抗ウイルス薬(direct antivirals:DAAs)によって,ほぼ全例に持続性ウイルス陰性化(sustained viological response:SVR)が得られる時代になってきた.
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