特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス
内科医が知っておくべきがん患者のマネジメント
抗がん剤や分子標的治療薬による皮膚症状はどのように対応すればよいでしょうか
新井 達
1
1聖路加国際病院皮膚科
pp.1268-1270
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225023
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Point
◎抗がん剤や分子標的薬による皮膚症状は,使用する薬剤の系統により大きく異なる.
◎EGFR阻害薬では,痤瘡様皮疹,乾皮症,角化,亀裂,爪囲炎などの副作用が多い.
◎マルチキナーゼ阻害薬では,手足症候群,多形紅斑などがみられやすい.
◎特に手足症候群や多形紅斑では,早急な対応を必要とする例もあるので,注意を要する.
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