今月の臨床 がん免疫療法の新展開─「知らない」ではすまない今のトレンド
がん免疫療法の応用と問題点─婦人科腫瘍を中心に
抗がん剤・放射線・分子標的薬を免疫療法とどのように併用するか?
村上 幸祐
1
,
松村 謙臣
1
1近畿大学医学部産科婦人科学教室
pp.572-577
発行日 2018年6月10日
Published Date 2018/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209421
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●免疫療法単独では治療効果に限界があり,現在,免疫療法と従来の治療法を組み合わせたさまざまな臨床試験が行われている.
●免疫療法と抗がん剤,分子標的薬についてもさまざまな組み合わせで検討がなされているが,医療経済に与える影響も大きく,治療の個別化が重要である.
●放射線療法により,腫瘍抗原が放出されて免疫機構が活性化され,免疫療法の効果を高める可能性がある.
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