特集 がん診療—内科医が知りたい30のエッセンス
内科医が知っておくべきがん患者のマネジメント
抗がん剤や分子標的治療薬による下痢はどのように対応すればよいでしょうか
加藤 俊介
1
1順天堂大学大学院医学研究科臨床腫瘍学
pp.1260-1262
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225021
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◎抗がん剤による下痢は,発生時期により早発性と遅発性に分けられる.
◎早発性の下痢はコリン作動性の下痢,遅発性の下痢は粘膜障害が原因とされる.
◎コリン作動性のものは抗コリン薬の投与,遅発性のものはロペラミドが使用される.
◎遅発性のものでは,粘膜障害からの感染に注意する必要がある.
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