特集 おさらい腎疾患—明日から役立つアプローチの基本
糸球体疾患
急性糸球体腎炎
臼井 丈一
1
1筑波大学医学医療系臨床医学域腎臓内科学
pp.260-262
発行日 2017年2月10日
Published Date 2017/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224599
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎急性糸球体腎炎の発症数は減少傾向にあるが,いまだに感染後腎炎の大部分を占める.
◎典型例は自然治癒が見込めるため,体液管理や降圧療法を中心とした対症療法を行う.
◎重症例や一部の非典型例では入院管理や専門医への紹介が必要である.
◎急性糸球体腎炎の既往と,将来の慢性腎臓病の発症との関連性が指摘されている.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.