特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた
慢性便秘の治療
【治療薬各論】
刺激性下剤—アントラキノン系,ジフェノール誘導体
富田 寿彦
1
,
大島 忠之
1
,
三輪 洋人
1
1兵庫医科大学内科学消化管科
pp.1374-1376
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224321
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ポイント
●大腸刺激性下剤は腸管蠕動を亢進させることで排便を促す薬剤である.
●生活習慣や浸透圧性下剤の投与では効果不十分な場合に,刺激性下剤の投与が考慮される.
●刺激性下剤の長期乱用は避け,できるだけ屯用または短期間の投与で使用すべきである.
●大腸(偽)メラノーシスは,刺激性下剤の長期間連用の指標である.
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