特集 コモンディジーズとしての骨粗鬆症診療
骨粗鬆症に対する薬物治療とその実際 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)
寺内 公一
1
1東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座
キーワード:
Estrogens
,
骨粗鬆症
,
女性の健康
,
閉経後
,
Raloxifene
,
Selective Estrogen Receptor Modulators
,
Bazedoxifene
Keyword:
Women's Health
,
Postmenopause
,
Osteoporosis
,
Estrogens
,
Raloxifene Hydrochloride
,
Selective Estrogen Receptor Modulators
,
Bazedoxifene
pp.1205-1208
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020380036
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<Headline>1 SERMには椎体骨折抑制、ハイリスク群における非椎体骨折抑制などの効能がある。2 SERMにはさらに、心血管疾患や乳癌の発症をも抑制する効果がある。3 骨密度増加や骨代謝マーカーの変化は相対的に小さい。4 骨代謝回転を過度に抑制しないために、長期にわたる服薬が可能である。5 閉経後比較的早期の投与に適する薬剤と考えられる。
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