特集 抗血栓療法—おさえておきたい最新のエッセンス
日常診療で知りたい抗血栓療法
消化器内視鏡時の抗血栓療法の実際
平山 慈子
1
,
小野 敏嗣
1
,
藤城 光弘
1,2
1東京大学医学部附属病院消化器内科
2東京大学医学部附属病院光学医療診療部
pp.2403-2406
発行日 2015年12月10日
Published Date 2015/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223862
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ポイント
●個々の患者ごとに血栓塞栓症のリスクと出血のリスクを評価し,休薬の可否を決める.
●生検・出血低危険度の内視鏡処置は,抗血栓薬1剤なら休薬なく施行してよい.多剤内服中の場合でも,状況によっては内服継続のまま施行可能である.
●出血高危険度の内視鏡処置は,アスピリンまたはシロスタゾールであれば休薬なく施行してよい.
●その場合,事前に十分な説明を行い,出血が生じた際にも対処可能な環境下でのみ行うべきである.
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