特集 外来で診るリンパ腫・骨髄腫—治癒または長期共存を目指して
リンパ腫診療の進歩
【診療指針】
リンパ腫診療におけるHBV再活性化対策
楠本 茂
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科血液・腫瘍内科学
pp.2134-2139
発行日 2015年11月10日
Published Date 2015/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223803
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ポイント
●抗がん剤治療前に,B型肝炎ウイルス(HBV)再活性化のリスク評価を正しく行い,リスクに応じた対策を講じることで肝炎発症を防ぐことが期待できる.
●新規分子標的薬の導入により,HBVの再活性化リスクは大きく変わる可能性がある.
●今後,再活性化リスク因子の同定が進めば,より効率的な対策が可能となる.
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