特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす
アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導
食物アレルギーの外来診療
栗原 和幸
1
1神奈川県立こども医療センターアレルギー科
pp.1936-1940
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223759
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●発症機序に関して「経皮感作」と「経口免疫寛容」を踏まえたパラダイムシフトが進行中である.
●基本的な対応は,正しい診断に基づく最小限の除去食と誤食時の対応の指導である.
●正しい診断のために経口負荷試験が推奨されている.
●明らかな症状を誘発しないものは,検査結果が陽性でも食べてよい(食べるほうがよい).
●食べて治療する経口免疫療法が試みられている.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.