連載 魁!! 診断塾・17
敵を知れば百戦危うからず!!の巻
佐田 竜一
1
,
綿貫 聡
2
,
志水 太郎
3
,
石金 正裕
4
,
忽那 賢志
5
1亀田メディカルセンター 総合内科・内科合同プログラム
2東京都立多摩総合医療センター 救急・総合診療センター
3東京城東病院 総合内科
4国立感染症研究所感染症疫学センター FETP-J
5国立国際医療研究センター 国際感染症センター
pp.1604-1609
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223679
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34歳の日本人女性.受診1週間前より,微熱と腹痛を自覚した.受診3日前には38℃の発熱があり近医内科を受診したところ,左下腹部に圧痛を認めたため,同日に他院産婦人科を紹介された.両側卵巣囊腫を指摘され手術を勧められたが希望せず,セカンドオピニオン目的に当院産婦人科を受診した.この間,腹痛は増悪傾向であり,38℃の発熱も継続していた.
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